最近人気傾向にあるフィリピンへの留学は実際どうなの?
私はフィリピンのセブ島に半年ほど語学留学をした経験があり、海外ならではのトラブルや日本では考えられないような問題に巻き込まれました。
今回は私が留学中に起こったトラブルや出来事をいくつか紹介していきます。
経済面でのギャップ
フィリピン経済は急速に発展しているもおののまだまだ途上国であり、余裕のある生活を送っている人はほんの一握りです。
セブ市内は比較的大きなショッピングモールや交通整備が進みリゾート地として外国からの旅行客から人気です。
しかし、市外から少し外れるとショッピングセンターはどの商業施設はもちろん道路などのインフラも整っておらず人々も貧しい生活をしています。
外国からの旅行客、とりわけ我々日本人は現地の人からするとお金持ちの印象が強いらしく、日本からの観光客とわかるとスリや置き引きの対象とされるケースが多くああります。
私も例外でなく、半年間の間で財布、スリを3回、恐喝を2回受けました。
特に恐喝に関しては拳銃やナイフで脅されて「身に着けているもの全部よこせ」といわれ、財布はもちろんスマートフォン、時計、ネックレス、指輪といったものすべて差し出しました。
しかしこれはセブ市の人通りの多いでは行われず、市外の田舎の人通りの少ないところで起こるため、観光でセブに行こうと考えている人はできるだけ市内にとどまり、警察や警備の人が多い場所を刊行することをおススメします。
スリや恐喝と同じくらいの頻度で起こる問題がタクシーのぼったくりです。
彼らはあらゆる手段を使って観光客からお金を取ろうとします。
セブ市での移動はタクシーが一般的です。
日本に比べると破格の値段なので利用しやすい交通手段であり、スマホのアプリでタクシーを今いる場所に呼ぶことができ、また多くのタクシーが走っているので乗りたいときにすぐに乗ることが出来ます。
このように便利な反面、現地の土地やの通貨の相場を知らない観光客はぼったくりをするうえで格好の的です。
大体は通常の2~3倍程度の根太を要求されます(これでも日本でタクシーに乗るより安い)が私は一度ものすごいぼったくられかたをしました。
セブに来てから3か月くらいたち、タクシーの利用にも慣れてきたころ、いつも通りタクシーに乗ってショッピングモールに向かっていました。
まっすぐいけば20分くらいのせいぜいにほんえんで400円くらいなのですがその日は逆方向に進み、異変を感じた当然の出「もうおろしてくれ」といっても当然聞かず、結局一時間くらい乗ってなんと山奥まで到達しました。
山の中で車が停止し、ドライバーが振り返って私に向かって「市内まで戻ってやるから2万(日本円換算)寄こせ。歯向かったらここお前を降ろす」と脅してきました。
私はびっくりしながらも冷静にここで降ろされたら帰れないなと悟りおとなしくお金を渡しました。
この話を翌日語学学校の先生に言ったらよくあることだよと言われ、運がなかったねと笑われました。
このほかのも様々なトラブルに巻き込まれながらも半年間過ごし、今となっては貴重な経験をしたなと思うようになりました。
セブでのトラブル話は飲み会の席でも大うけです。日本では経験できないことだからみんな興味があるし、これも留学へ行く一つの良い経験となります。
トラブルに巻き込まれたからといって悲観せず、ネタにして笑い飛ばすくらいの心意気で海外に行くともっと楽しめます。
私自身もこの経験からフィリピンが嫌いになったということは全くなく、むしろさらに興味がわき、また行きたいなと思っています。
本当に命にかかわるような危険なトラブルは避けるべきですが、ちょっとした現地特有のトラブルは楽しむことで留学がもっと楽しくなります。